◆指揮法とは
指揮法には法則(天地自然の原理)と方法(拍子や図形などのとりきめ)という、
二つの意味があり、法則は方法よりも重要であります。
指揮とは特殊なものではなく、身近なわたしたもの日常の中に
自然にあるもので、普段から生活の中の「動き」に関心を持つことが大切です。
指揮も人によって違ってくるのは当然です。即ち一人一派です。
よい指揮とは
*わかりやすい指揮、ていねいな指揮、親切な指揮
*拍の明示によるテンポと表情の伝達=音楽の見える指揮
*機能的な指揮(ムダを省く)=指揮美(視覚的にも大切)
指揮運動の原理
*指揮運動は力と重さの利用であり、まずは力を抜くことから始まります。
*指揮運動は円運動が基本
指揮に一番必要なこと。「脱力」と「筋肉」
指揮を振るときに一番大切なこと。
それは、ひじの脱力そして指揮に必要な筋肉:腕撓骨筋(わんとうこっきん)を
効果的に使うことです。
これは指揮者として基本中の基本。
これができないと良い指揮が振れないといっても過言ではありません。。
ひじの脱力
皆さんは手首の脱力、足首の脱力、肩の脱力は簡単にできると思います。
しかしひじだけを脱力するというのはむずかしいはずです。
指揮者はひじだけを脱力し、重力を使って
指揮の動きをスムーズにすることが大切です。
指揮に必要な筋肉:腕撓骨筋(わんとうこっきん)
脱力だけでは指揮は振れません。打点をつくるために筋肉の力を使います。
打点を作るときに使う筋肉は腕撓骨筋(わんとうこっきん)といい、
ひじの関節中央より手の方向に5cmそこから右に2cmくらいのところにあります。
そこの筋肉を収縮することによって打点を生み出します。
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